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2011年5月 2日 (月)

鯛だし塩そば(極細麺)

今日は連休の谷間に出勤し、予想に反し多忙を極め、疲労困憊の状態だったので、「華山」さんの至極上品な中にも独特の旨味、そしてあの春菊の香りが醸し出す、奈良が誇る逸品・塩そばをいただきたいと思い、今年1月に訪問したのが最後だったので、約3か月ぶりに訪問しました。

すると、何と屋号が変わっているではありませんか。これには驚きました。恐る恐るお店の中を覗いてみると、以前からいらっしゃる店員さんの顔が。少しほっとしました。

私が訪問したのは21時30分過ぎだったのですが、店内は満員で約15分ほど待ちました。この程度の待ち時間は、このお店では当たり前ですし、丁寧な仕事ぶりにいつも感心していた私としては、いくらでも待ちますよ、という気持ちでした。

若い男性の店員さんは、来店した客に、はっきりと待ち時間があることを伝えてくれます。どうぞ中にと言って、注文をとった後に、何分くらいかかる、なんていういい加減で愛想だけ良い接客ではありません。席が空いたら、きちんと案内してくれますし、分からないことを聞くと、丁寧に対応してくれます。客を待たせた後の対応もしっかりしており、とても気持ちよい接客です。はっきり、きっぱり、しかも丁寧。私はこのお店の接客にいつも感心しています。

なお、店主さんは、以前の方から変わっていました。待っている間、カウンターの中を眺めていましたが、「華山」さんの時と同じで、この店主さん、若い男性の店員さん共に、きびきびとした動きで、かつ丁寧な作業ぶりに好感が持てました。特に、そばが茹で上がりそうになったら、器にタレを入れ、それをお湯が沸き立つ鍋で温めるという、何ともきめの細かい作業には、驚かされました。

さて、本題に戻りますが、今日のオーダーは、「華山」時代の味を受け継ぐと思われる、鯛だし塩そば(極細麺)のはなやまそば(全部のせ)と、鶏そぼろごはん。平打ち麺の温かいそば若しくはつけ麺にも惹かれましたが、今日はあっさりの気分だったので、これにしました。

P5020607_convert_20110502222636 オーダーは大盛りではない塩そばですが、「華山」時代より器も量も多くなったような気がします。極細麺ですが、かなり量はあり、少食の方、私のような中年、女性の方であれば少し多いかもしれません。

スープは、「華山」時代より濃い!う~ん、ちょっと濃くなっちゃったな~、少し重い、確かに魚介が効いている、いやちょっと効き過ぎかも、と思ったのですが、食べているうちに、魚介しっかり効いているけど、くどくない。鯛と言われれば鯛だ、鯛だから上品なんだ、これ以上濃かったらしつこいけど、薄味でコクを出すためには、この濃度がギリギリの限界かな、いやいや、絶妙な線を見極めて完成させたのが、新しいこの塩そばか!と勝手な解釈をしていただきました。

改めて評しますが、新しいこの塩そば、「華山」の塩そばと比べると、濃くて食べ応えがありますが、「華山」らしさは、失われていませんでした。メニューに書かれているとおり、「旨味増」という表現がぴったりです。若干若い人向けになった感はあります。ユニクロが最近若い人向けにシフトしているような感じ(スリムな服が多く、私のようなオッサンがちょっとばかし入りにくくなった、でも大丈夫って感じ)とでも言えばいいでしょうか。大きな病気をして、油分をかなり制限している人でなければ、許容の範囲と言えます。

あと、トッピングですが、チャーシューが多い!多過ぎるくらいですけど、これだけ入っているとチャーシューを堪能できます。チャーシューも「華山」時代に比べると、脂身が多く、旨味もアップしていました。個人的にはもう少し赤身が多い方が好みなのですが、世間一般的には、このトロトロで舌の上でとろけるようなチャーシューは大絶賛されること間違いないでしょう。

また、春菊が上に乗っていたことは、私個人としては、嬉しい限りでした。このトッピングはあまり他店にはありません。春菊の青臭い香りと苦みが、油分のある(油分が多いという意味ではありません)スープとよく合います。これは大人を唸らせるトッピングです。

塩そばと一緒に頼んだ、鶏そぼろごはんは、ごはんに鶏そぼろ、味付け海苔、葱をのせただけのシンプルなものですが、これは侮れないおいしさです。どうやら本日は連休でお客さんが非常に多く、ごはんがなくなりかけており、私の分はごはんが少し足りなかったようですが、量的には十分過ぎるほどでした。そぼろの中にはこんにゃくを小さく(四角く)切ったのものが入っています。これは普通であれば、イヤだなぁと思うところですが、ごはんと鶏そぼろだけと、何というかベチャッとした感じになると思うのですが、こんにゃくが入ることで、ごはんを口の中に入れた後、葱や海苔の効果もあるのですが、空気、空間が出来るのです。そして、食物繊維豊富なこんにゃくが入ることで、本当気持ち程度のことですが、栄養価的にも繊維不足を補える一品であり、この面でも、塩そばとごはんというダブルで炭水化物を摂る罪悪感から少し救われる気持ちになれます。

最後に一言。個人的には「華山」のあっさりし過ぎていると言われたあの塩そばがなつかしくて仕方がないのですが、豹変していなかったことに安堵、これならこれからも付き合えるラーメンだと思いました。

以前に比べて少し濃くなった分、以前にも増して塩胡椒など、味を引き締めるトッピングが合うような気がします(昔の塩そばであれば、トッピングの味と香りが強過ぎるでしょうから)。また、メニューにはありませんが、この鯛だし塩そばをベースにしょうゆというのも面白いかもしれません。

今度は、平打ち麺の温そば、つけ麺、そして、土曜日の「春日」で豚骨のつけ麺(どのように変化したのか楽しみな次第です)もいただきたいと思います。

おかげさまで、連休の谷間に多忙を極め疲れ果てた身体が癒されました。ごちそうさまでした。

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